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<<   作成日時 : 2016/05/25 00:49   >>

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「妙高山」
新潟県 標高2454m
登頂日時:2015年6月20日
天候:くもり 同行者:なし(単独)
梅雨の合間の好天を狙ってこの山を攻略しようと考えていた。昨年火打山とセットで登ろうと思いながら雷鳴に萎えて断念した山だ。燕温泉側から登れば片道3時間ほどの工程だろうから休みも入れて往復6時間といったところ。新宿から夜行バスで長野に向かう。朝方酔っ払いが歩く長野駅から電車に乗って関山駅で下車。ここからは無料の送迎バスで燕温泉へ向かうが待ち時間が1時間ほど。登山開始は結構遅くなってしまった。
登りは残雪の少ない北地獄谷ルート。断崖の細い道で緊張するが順調に高度を上げる。曇っていて遠方の視界は悪い。
滝を通過し、天狗堂で小休止を入れ一気に山頂を目指す。山頂直下はやや急峻な岩場が連続するがそこは一気に登る。やがて南峰に到着。頂上の道標に赤いペンキが飛び散っていて違和感がある。まだ雪深い火打山、焼山を見ながら食事をして北峰に移動する。そこで中年のご夫婦に写真を撮ってもらい話をする。下山ルートは燕新道の状況はどうだろうかと尋ねたところ、さっきも数人が降りて行って問題ないし、燕登山道より面白いということなので素直に受け入れて距離の長いこちらのルートを選択する。しかしこれが大きな間違いだった。
はじめのうちは雪のない急峻路を下りて行く。やがて大倉乗越から火打山へ至るルートと分岐して長助池へ着き、斜度は緩やかになるがこの先ほぼ雪渓となる。踏み跡をたどり雪渓を下っていくがだんだん解らなくなる。それでも僅かな踏み跡をたどっていくと雪渓の下から沢音がして所々切れ目となって穴が開いている。かなり深そうなので近寄らぬようにして下っていくがいよいよ踏み跡も無くなってしまった。GPSを見てみると登山道を大きく外れて別の沢筋へ降りている。まずい、地形を確認したいが雪渓部分にかぎってガスが発生しやすく視界不良である。遭難という言葉が頭をよぎる。焦る気持ちを抑え大きく深呼吸をしてまずは冷静になることである。1分ほどじっとして考える。合流まで下るか、藪漕ぎをして最短で登山道を目指すか、いや確実なのは登り返すことだ。落ち着いてゆっくり100mほど登り返す。かなり北側に藪に入り込む登山道を発見し、ほっとして歩き出す。しかし随所にデブリ、倒木、ルート不明瞭な箇所があり再度迷ってもおかしくない。夏道は完全に失われていると言ってよいだろう。大倉池を通過しても不明瞭な雪原を行き、やがて急峻な道に再び入るとルートははっきりしてきた。大倉谷を渡りしばらく行くと工事中の吊り橋が現れるが渡ることはできない。下へ降りようとすると橋の反対側に迂回路があるようである。このあたりの案内板すらひとつも出ていないのは、まだ開山されていないからである。疲れ切って燕温泉にたどり着き、びしょびしょの服を脱いで露天風呂に入り、温泉街の売店でビールと土産を買ってバスを待つ。視界が悪くなりがちなこの時期に初めてのルート、それも雪渓を単独で歩くのは無謀な判断であった。やがて迎えのバスの運転手が、時間に降りてこなかったので心配していたとのことで、この時期遭難、滑落が多いことも聞かされ、なお無事に戻れたことに感謝したのだった。
関山温泉から長野まで1時間電車で感慨に耽り、長野駅で慌てて酒を買って新幹線に乗り平和な気分で帰途についた。

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